天然にがりで育てた「あきたこまち」

稲刈り風景

米農家一筋30余年、これまで米づくりと真摯に向き合ってきました。コシヒカリとは異なる食味の「あきたこまち」のポテンシャルを信じて、もっと美味しい米がつくれないかと、日々、考えてきました。

天然にがりとの出会い

2010年、秋田県男鹿市の海水からつくられた天然にがりに含まれるミネラルを米づくりに生かそうと約3年間試行錯誤。その結果、一般的なあきたこまちより食味が良く、炊き立ての香りがよい、冷めてもおいしい、かめばかむほど甘いと評判をいただけるようなお米ができるようになりました。

水は寒風山の伏流水

寒風山の伏流水
寒風山の麓にある「滝の頭」。周辺から沸き出す伏流水を満々と湛える湖面はエメラルドグリーン色に輝く

東北唯一の爆裂火口である寒風山は、雨をすべて地下水として蓄える山として知られています。そこから流れ込む伏流水が稲を育ててくれます。